Specialスペシャル

秘密の恋人タッグに強敵出現!?
現場の雰囲気が伝わってくる爆笑先行上映会・夜の部レポート

テレビ放送を2周間後に控えた9月23日、ユナイテッドシネマ アクアシティお台場にて「『寄宿学校のジュリエット』先行上映回」が行われた。当日は昼の部と夜の部の2回開催され、昼の部は小野友樹さん(犬塚露壬雄 役)と茅野愛衣さん(ジュリエット・ペルシア 役)、佐倉綾音さん(狛井蓮季 役)、嶋村侑さん(シャルトリュー・ウェスティア 役)が出演。夜の部は小野友樹さんと茅野愛衣さん、日高里菜さん(王 胡蝶 役)、小倉唯さん(王 手李亞 役)が出演した。昼夜共に大盛況だった先行上映会&キャストトークショーのうち、夜の部の様子をレポートする。
昼の部レポートはこちら!
http://www.juliet-anime.com/special/index00820000.html

■夜の部は日高里菜さんと小倉唯さんの仲良しコンビが出演!

18時から始まった夜の部では、昼の部から続投の小野友樹さんと茅野愛衣さんに加えて、日高里菜さんと小倉唯さんが登場した。日高さんと小倉さんのふたりは、お互いを「ちゃんゆい」、「ちゃんりな」と呼び合うくらい仲がよいことで知られている。ステージに登場した瞬間からじゃれあう姿を見ていると、昼の部と同様か、それ以上に盛り上がりそうな雰囲気でいっぱいだ。

出演者の挨拶が終わると、茅野愛衣さんは日高里菜さんと小倉唯さんを見て、「すごくよいですよね?」と観客にふたりの髪型と衣装を注目させる。実は日高里菜さんと小倉唯さんは、今日のために自身が演じるキャラクターと同じ髪型にしてきていた。茅野さんは場内にも同じ髪型をしてきた女性ファンがいることに気づき、「みなさんもかわいい! この髪型を流行らせていきたいです」とコメントした。
トークショーがスタートすると、まずは『寄宿学校のジュリエット』の収録現場の様子を紹介。本作の収録現場はとてもアットホームで、笑いが耐えない現場だそうだ。小野友樹さんは原作からのファンとしても知られる杉田智和さんが演じるキャラクター「丸流千鶴」について紹介すると、日高里菜さんは「杉田さんは原作が好きすぎて、現場での熱量がすごいんです!」とスタジオの雰囲気を伝えていた。

■キーワードトークのコーナーでオーディションの様子が明らかに!

スクリーンに映し出された8つのキーワードからひとつを選び、そこに表示されるお題に沿ってトークを進めるコーナーが始まった。トップバッターの小野友樹さんが選んだキーワードは「出演」で、お題は「出演が決まったときの感想や、オーディション時の出来事」だった。
小野友樹さんと茅野愛衣さんは、「なるほどなるほど……」といった表情で顔を合わせ、しばしの沈黙。実は小野友樹さんと茅野愛衣さんはオーディションを受けておらず、原作者からの指名で配役されたそうだ。第一話を見れば理解できるが、ふたりは金田陽介先生が思い描いた声にピッタリなので、ハマリ役なのは当然なのかもしれない。

一方、日高里菜さんと小倉唯さんはオーディションで選ばれたそうだ。小倉唯さんはオーディション時を振り返り、「絶対にやらせていただきたいキャラクターだったので、普段よりもメリハリをつけて大きな声を出したら、ちょっとやりすぎちゃったみたいでした(笑)」と語る。音響監督の指示のもと、何度かの修正を経て見事キャスティングされたそうだ。そして日高里菜さんは、役が決まった後のエピソードを紹介した。日高さんが「(小倉唯さんと)双子の姉妹でビックリしました!」と嬉しそうにコメントする。

「ちゃんりなといっしょだー!(小倉)」
「ちゃんゆいといっしょだー!(日高)」

ふたりは現場で対面し、喜びを分かち合ったときの様子をステージ上で再現すると、場内から大きな拍手がおくられた。
キーワードトークのコーナーではこの他に、「学生時代に得意だったこと」や、「一番カッコイイと思う告白の方法」などが紹介された。これらのお題で会場の笑いを誘っていたのは小野友樹さんだ。話の流れで小野友樹さんがカッコイイ告白を披露することになってしまった……。
小野友樹さんはステージの中央に仁王立ちし、「俺のメガネを毎朝ふいてくれ」とユニークな告白をすると、なぜか場内の男性客から太い声の歓声があがる。しかし茅野愛衣さんはこの告白にまったく感動しなかったようで、「とても自立した男性とは思えない」と感想を述べ、場内を大爆笑させた。

■奇想天外なジェスチャー対決に場内大爆笑

昼の部と同じく、夜の部でも対決コーナーが設けられていた。今回は「宿敵恋人チーム」(小野友樹さん、茅野愛衣さん)と、「双子チーム」(日高里菜さん、小倉唯さん)に分かれて対決してゆく。ひとつめの対決は「寄宿学校の鳴き声生活」だ。ルールは簡単。チームメイトに鳴き声とジェスチャーだけでお題を伝え、正解が多かったチームの勝利。

先攻は宿敵恋人チーム。初めにジェスチャーを担当するのは小野友樹さんで、90秒経ったら茅野愛衣さんにバトンタッチする。いざゲームが始まると、小野友樹さんは「犬、カエル、ゴリラ、牛、セミ」を次々と演じたのだが、どれもホンモノそっくりの鳴き声で、客席からは「おおおお!」と歓声があがる。声優の技術を見せつけた、すばらしいジェスチャーだった。
続いて交代した茅野愛衣さんも負けていない。「馬、フクロウ」をわかりやすい演技で伝えたのだが、3問目に出題された「オオカミ」で事件が起こった。茅野愛衣さんは難解なお題に頭を悩ませたあげく、ステージを走り回りながら、「ガォー! ぐるぐるぐる~ワンっ!」とジェスチャー。これには場内は大爆笑。誰がどう見てもオオカミではなく、「かわいい犬」だった。
攻守交代で、次は「双子チーム」の番だ。先にジェスチャーを担当するのは小倉唯さん。お題は「猫、ブタ、ライオン、ロボット、蚊」などで、回答者の日高里菜さんを全問正解に導いた。しかし、ただひとつだけ掟破りの鳴き声で会場を爆笑させたのが「キツネ」のジェスチャー。小倉唯さんはキツネの鳴き声を、思わず「フォ~ックス!」と発してしまった。客席はもちろん、ライバルチームの小野友樹さんと茅野愛衣さんまで笑わせていた。

笑いが一段落したと思ったが、双子チームの爆笑ジェスチャーは止まらない! 今度はバトンタッチした日高里菜さんに出題されたお題「暴走族」が会場を沸かせる。日高里菜さんは「ブンブンブ~ン!」と言いながら、ステージをぴょこぴょこと左右に動き回る。おそらく暴走族がオートバイに乗っている様子を演じていたようだが、そのかわいい仕草がまったく似合っておらず、場内は大盛り上がり。さらに「ヤギ」の鳴き声は、「紙くれぇ~メェ~メェ~♪」と、もはやジェスチャーでもなんでもなく、人間がしゃべってしまっている。次々と飛び出す爆笑ジェスチャーに、小野友樹さんと茅野愛衣さんは完全にノックアウト。笑いながらステージに倒れてしまった。

■日高さん小倉さんは業界最強!? 仲良しコンビはどっち?

ふたつ目に用意されたゲームは「寄宿学校のカップリング生活」。これはスクリーンに映し出された質問に、チームメンバーのふたりが同時に答えるゲーム。答えが同じなら1ポイント獲得だ。どの質問も回答は2~3択で用意されていたため、まぐれでポイントを獲得できる可能性もある。

先攻は双子チームからだ。プライベートでも仲のよいふたりにとって、このゲームは有利なはず。会場のファンは、誰もがそう思っていただろう。出題された質問は「犬を買うならどっち?/大型犬・小型犬」、「好きな中華料理は?/ラーメン・餃子・チャーハン」などだった。
全5問出題されたのだが、予想どおり全問正解。しかもふたりとも悩むことなくスラスラと答えていた。この流れを見ていた茅野愛衣さんは、「このふたりの仲のよさをなめたらいけませんよ……」と、敗北宣言とも取れる発言で会場を笑わせた。
しかしゲームの勝敗は終わるまでわからない。後攻の宿敵恋人チームに出題された質問は「決闘を申し込むなら?/矢文・殴り込み」や「デートで映画を観るなら?/恋愛・SF・ホラー」など。序盤は善戦をみせていた小野友樹さんと茅野愛衣さんだったが、「日高里菜と言えば?」という質問で崩れてしまった。
用意されていた3択の答えは「かわいい」と「きれい」、「元気いっぱい」で、茅野愛衣さんは「かわいい」を選択。しかし小野友樹さんは「元気いっぱい」を選んでしまい、ポイント獲得ならず!! 日高里菜さんは小野友樹さんに対して、「私、かわいくないんですか?(笑)」と問いただすと、小野友樹さんは「やべぇ! ふたつの意味でやっちゃった!!」と反省。ポイントは取れないし日高里菜さんには怒られるし、踏んだり蹴ったりの小野友樹さんに対して、客席から大きな拍手がおくられた。
約1時間のトークショーは、ここで終了。昼の部、夜の部、共に盛り上がった満足度の高いイベントだった。もちろん、アニメ『寄宿校舎のジュリエット』の魅力も十分に伝わったはずだ。原作のファンはもちろん、出演者のファンも楽しめること間違いないアニメ。10月5日の放送を楽しみにしてほしい。

この先行上映会夜の部の様子は、来年2019/3/20(水)発売の『寄宿学校のジュリエット』Blu-ray第4巻の映像特典として収録される予定だ。(昼の部も第2巻に収録予定)
Blu-rayシリーズは第1巻が12/22(土)から発売となるので是非チェックしよう。

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©金田陽介・講談社/寄宿学校のジュリエット製作委員会