Specialスペシャル

エンディングテーマ「いつか世界が変わるまで」リリース記念、飯田里穂さんインタビュー

飯田里穂さんが歌う『寄宿学校のジュリエット』のエンディングテーマ「いつか世界が変わるまで」が、11月7日にリリースされた。発売されるCDは、初回限定盤(DVD付属)と通常版の2形態。
今回は発売を記念して、飯田里穂さんにお話を伺いました。曲紹介はもちろん、ユニークな映像で話題となっているMVの撮影秘話についても語っていただきました。
――自己紹介をお願いします。

飯田里穂(以下、飯田):飯田里穂、10月26日生まれ、蠍座のB型です。好きな食べ物は「キクラゲ」です。「犬派」でも「猫派」でもありません。ちゃんと決めておかないとダメですねえ(笑)。私、「きのこ派? たけのこ派?」と聞かれても「ア●フォート派!」って答えちゃうんです。どちらにも属さない……みたいな?

一同:(笑)

――11月7日に発売される「いつか世界が変わるまで」の曲紹介をお願いします。

飯田:『寄宿学校のジュリエット』のエンディングテーマとして歌わせていただきました。エンディングとしてタイアップさせていただいた曲ですが、疾走感と力強さを兼ね備えた、とても爽やかな曲です。ヒロインのペルシアちゃんは、気高くて美しい芯の強い女の子です。そんな彼女のキャラクターを投影させて、佐高陵平さん(作詞・作曲)に作っていただいた楽曲です。

――初めて聴いたときの印象は、いかがでしたか?

飯田:一般的なエンディング曲はおっとりとした曲調が多いと思いますが「いつか世界が変わるまで」は、エンディングテーマなのに爽やかなのが新鮮だなと思いました。実はこの曲、NBCさんに移籍して初めてデモをいただいた曲なんです。

――そうだったのですか!?

飯田:そのときは「すごくステキな曲だな。ライブで歌ったら盛り上がりそうだな」と感じながらレコーディングをしたのを覚えています。ですが、それと平行してミニアルバム(※)の制作が行われました。なので、リリースの順は「いつか世界が変わるまで」の方が後になったんです。
(※「Special days」9/5リリース)

――曲の聞き所をお聞かせください。

飯田:前奏にすごくキレイなストリングスの音が入っていて、私は初めて聴いたときに鳥肌が立つくらいでした。普段アニメで流れているのはTVサイズバージョンですが、第4話のエンディングではストリングスのパートも流れましたね!
CDにも収録されているので聴き比べてみると、違いがわかっていただけると思います。私はどちらも大好きです。

――ショートバージョンと聴き比べられるのは、おもしろいですね。

飯田:『寄宿学校のジュリエット』の世界観を表現している曲ですが、私の世界観ともマッチしているのも嬉しかったです。歌詞で気に入っているのは、やはりサビの「こんな世界なら変えてやる」という、作中にも登場する重要なセリフです。アフレコ現場でこのセリフを聞いたとき、「あ、このセリフが、こうやって曲にリンクするんだ!」と、ひとりで感動していました。

――第2話で初めてエンディングが流れました。飯田さんが映像を見た感想は?

飯田:映像つきのエンディングを見たのは、ファンのみなさんと同じく放送のタイミングでした。視聴者のみなさんと同じ時間に見られたのは、嬉しかったですね。映像は想像以上にかわいくて、曲ととっても合っていて素晴らしかったです! ステキなエンディングを作ってくださったスタッフのみなさんに感謝です。

――11月7日に発売されるCDは、初回限定盤にDVDが付属します。映像の内容を教えてください。

飯田:「MV(ミュージックビデオ)」と「MVのメイキング映像」が付属します。MVのショートバージョンは、すでにYouTubeに公開されています。

――かなりユニークな映像作品ですね。

飯田:アニメのエンディングとはガラリと変わった、飯田里穂の映像作品です。私が探偵に扮し、いろいろな依頼を受けて仕事をする少しコメディーテイストの映像です。ちょっと懐かしい探偵モノや刑事モノのパロディーが入っている、ドラマ仕立てのMVです。

――映像にストーリー性があるのも楽しいです。

飯田:80年代風のドラマやアイドルのコンセプトを詰め込んでいるので、そこも注目していただきたいです。探偵の私とアイドルの私、なぜふたりの私がいるのか……というのは、MVを最後まで観ていただけるとわかると思います。

――カットが多くて撮影が大変だったのでは?

飯田:そうなんです! カットが多いので、とても時間がかかりました。アルバムのときの私は澄ました表情をしていましたが、今回のMVは飾っていません(笑)。友だちとか家族にしか見せないような、おちゃらけたナチュラルな飯田里穂の顔がたくさん映っています。本当にいろいろな顔をしたので、一度観ただけじゃわからないはずです。ぜひ、一時停止を駆使して何度も観ていただきたいです。

――撮影時に一番苦労した点は?

飯田:苦労というわけではないのですが、裏路地で猫を探すシーンを見ていただきたいです。あのシーンは「適当に走って」と言われて、ずーっと走ってました。でも、完成版を見るとそのシーンは早回しなんです(笑)。だからほとんど走ってないように見えますけど、私、ちゃんと走ってますから!

――本当は長時間走っていたのですね(笑)。では、カップリング曲「GLITTER」もお聞かせください

飯田:「いつか世界が変わるまで」がとても爽やかな曲ですが、「GLITTER」は一転して、タイトルの通りギラギラした強い曲です。以前行ったリリースイベントに、サウンドプロデューサーの冨田明宏さんが見学に来てくださって、この曲が生まれました。冨田さんは私のイベント風景を観て、「みんなが仲良くしている現場で、それぞれが空間を楽しんでいる」と感じたそうです。その雰囲気を、そのまま曲にしたのが「GLITTER」なんです。

――飯田さんとファンのための曲なのですね。

飯田:そうです。私だけの曲ではなく、みんなの曲です。歌詞は「みんな一緒だよね」と強く語りかけるメッセージ性が強い曲でありながら、ライブ映えのするテンポの早い曲です。歌詞の内容は、私が太陽で、みなさんが銀河系で輝いている星。とてもスケールの大きな楽曲です。

■アニメ『寄宿学校のジュリエット』

――せっかくなので、アニメについてもお聞かせください。まずは飯田さんが演じる「獅子静香」のキャラクター紹介をお願いします。

飯田:狛井蓮季ちゃんのお友だちで、歩米良 仁愛ちゃんと仲良しの、普通の女子高生です。スイーツや恋愛の話が大好きな典型的な女子高生です。

――飯田さんと似ているところはございますか?

飯田:私も芸能科に行ったりせずに普通の高校生活を過ごしてきましたので、友だちと遊んでいる感じは同じかもしれませんね。いつも「なに食べたい~?」とか言ったりして(笑)。

――アフレコの現場の様子はいかがですか?

飯田:キャストのみなさんが、とにかく豪華です! 初めてお仕事させていただく方が多くて、毎回緊張しながらも、勉強させていただいてます。

――キャストのみなさんは、本当に豪華ですよね!

飯田:私、とっても贅沢な体験をさせていただいてます。まず、台本を読むと楽しくて、それを持ってアフレコ現場に行くと、それ以上におもしろい声優さんの演技を聞けます。そしてさらに、アニメの放送を見ると、もっとおもしろい! 私は完全に作品のファンです。収録スタジオでは歩米良役の本渡楓ちゃんといつも席が隣なので、キャラクターと同じようにスタジオでもお話してます。

――飯田さんのオススメ、お気に入りのシーンは?

飯田:……毎話いっぱいありすぎるから選べません!

――そこをなんとかお願いします。

飯田:どうしてもと言うのでしたら、やはり冒頭の告白シーンでしょうか。私もテレビの前でキュンキュンしながら見ていました。あと、蓮季がかわいそうなシーンとか、ジュリ男のかわいさも……って、やっぱりひとつに絞るのは難しいですね。シーンではなくて全体を通して挙げるとするならば、ペルシアちゃんのツンデレが、いつもかわいくて好きです。「なるほど! ツンデレはこうやって使うのか!」と、勉強させていただいてます(笑)。私は役とエンディングテーマを通じて、この作品の大ファンになっています。エンディングを歌わせていただいてますが、みなさんと同じくアニメが好きなひとりです。

――ファンのみなさんにメッセージをお願いします。

飯田:いま、私はとてもありがたい環境でアフレコをさせていただいてます。さらに、エンディングも担当できるなんて、とても恵まれています。エンディングのお話をいただいたときは、とてもプレッシャーを感じました。『寄宿学校のジュリエット』は原作が大人気ですからね。私は「原作のファンをがっかりさせたくない」と、心の底から思っていました。そして、いざアニメが放送された後、Twitterなどでみなさんの意見を見たら、評価してくださっているのがわかりました。少しだけホッとしています。
ですが、放送されたのがゴールではありません。「この曲を歌っているのは飯田里穂」と認知してもらえるのも、私の使命のひとつです。この曲を機会に私を知ってくださった方がたくさんいると思うので、私はもっとがんばっていきたいと思います。これを機会に知っていただいて、ひとりでも多くの方がライブに運んでくださったら嬉しいです。

――飯田さんはライブも予定されています。どのようなライブになる予定でしょうか?

飯田:現在制作中ですが、移籍してからの初めてのライブなので気合が入っています! 私のライブの雰囲気で、みなさんからは、「一体感がある」とか「空間が楽しい」、「みんなで楽しめる」と言われることが多くて、とても嬉しいです。今後もこの雰囲気をそのままに、さらに飯田里穂のクリエイティブな一面もお見せできたらいいなと思っています。ご期待ください!
Musicページ:http://www.juliet-anime.com/music/index.html

飯田里穂OFFICIAL WEBサイト:https://iida-riho.com/
飯田里穂 Twitter:https://twitter.com/rippialoha
飯田里穂staff:https://twitter.com/rippi_staff

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©金田陽介・講談社/寄宿学校のジュリエット製作委員会